概略
新株予約権(オプションバリュー)の発行に際しては、その株式を取得する出資者と共に既存株主に対しても公平となるよう評価額の算定に厳格さが求められます。
取締役等経営陣や従業員による新株予約権確保(ストックオプション)が妥当でない評価額でなされてしまった場合、会社法上で有利発行等に該当し新株予約権発行差止請求の可能性があり、税法上も贈与寄付金認定等の可能性があります。
これらのリスクを低減させるために、エースターコンサルティングは貴社の新株予約権の公正な評価額を第三者として算定いたします。
支援領域
新株予約権の評価(ストックオプション)には、いくつかの手法があり、その中から貴社により的確な評価モデルをエースターコンサルティングの会計士達が公正かつ適正に行います。
評価モデルとして具体的な代表例を挙げると、時系列の節目節目の上昇下落を仮定した「二項モデル」、またそれらに対して権利行使を満期日のみと設定する「ヨーロピアン・オプション」と期日を特に設けない「アメリカン・オプション」の設定選択。
ヨーロピアン・オプションの新株予約権とした場合に、貴社原資産価格の変動が対数正規分布になると仮定した「ブラック=ショールズ・モデル」。このモデルでは原資産の現在価値(株価)、権利行使価格、行使期間、リスクフリーレート、予想配当率、株価変動率(ボラティリティ)といった財務指標だけでないいくつかの数値を仮定し試算する必要があります。
もう一つ代表的な評価モデルとしては、いくつかの変動数値を乱数(ランダム)としそのなかから平均的・公平的に試算する「モンテカルロ・シミュレーション」が挙げられます。
これら、いくつかの手法から的確に選び、かつ必要となる数値をデータから選定・計算することで、エースターコンサルティングは新株予約権の貴社によりマッチする手法を用いて評価を算定・実施致します。
実績
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東京証券取引所上場会社の第三者割当により発行される新株予約権の設計・評価
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トムソンロイターが発行する「日本M&Aレビュー ファイナンシャル・アドバイザー 2014年第1四半期」の「OUT-IN案件 アドバイザー上位5位 ランクバリューベース」で5位に掲載
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東京証券取引所上場会社の第三者割当により発行される新株予約権の設計・評価
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東京証券取引所上場会社の第三者割当により発行される新株予約権の設計・評価
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東証第2部上場企業に対する第三者割当新株予約権の設計及び評価
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大証上場企業に対するMSワラントの設計及び評価
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JASDAQ上場企業に対する新株予約権評価
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上場準備企業に対する新株予約権評価
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JASDAQ上場企業に対する転換社債型新株予約権付社債設計